2012年11月30日金曜日

コンペ終了

今日ようやく設計コンペの作業が終了しました。

今回は模型を作らずフルCGの作業でした。

前回ご紹介のレンダリングソフトを使用しCGを作成したのですが、PCの調子が悪くなってしまった。

最高画質のレンダリングを実行すると途中で電源がブレイクダウン。。。
やっぱり普段どおり模型にしとけばと頭によぎる。

問題は電源か?グラフィックボードか?こないだ増設したバルク品のメモリか?
CPUの温度も負荷時に40度後半だし、BIOSでPCの状態を確認したが問題なさそう。
ただグラフィックボードにチェック用に負荷をかけた状態でさらに任意に負荷をかけるとブレイクダウン。
原因は電源かグラフィックボードか?

原因追求の時間も勿体無いので今回はCG画像デフォルトの画質とした。
輪郭のエッジが汚いのだがでもライティングやリフレクション(窓ガラスなど素材の反射)は出ているので良いことにした。

今回はA2用紙に提出なので、画像が粗い分、プレゼンスタイルで画像枚数を多くし画像を小さく縮小する。
(そうすると粗が目立たなくなるので)


今宵、ついに来週に事務所PCを自作しよう決意しました。

2012年11月19日月曜日

レンダリング

本日、事務所にレンダリングソフトが届きインストール。

レンダリングとは建築パースを作図し、素材の反射や質感、陰影をシュミレーションし描画するソフト。
レンダリング前
レンダリング後-1

 レンダリング後-2

線が繊細になり、光の反射も出てきます。
照明を配置するとそれもシュミレーションできるらしい。

従来は画像編集ソフトでパースに着色していたのだが、今後は少しCADソフトの中で検討できるようになり、デザイン検証が容易になりそう。





2012年11月15日木曜日

ただいま、新しい住まいの形とは、などと考えながらお家のプランニング中。

居間や洋間など室名に含まれる間について再考している。
間、英語でスペース、空間=空いている間
空=無?

最近、TVドラマの台詞で
「ドーナッツは穴がないとドーナッツではない。只の小麦粉を揚げた物でしかない。何も無い穴がドーナッツをドーナッツたらしめているのだ。!」
梅ちゃん先生/松岡先生談

何も無いものが何かを形づくる。
哲学でも無というものを知覚している時
既に無が別な何かに変化している。
パルメニデスの存在論だったかな。

菊竹清徳
「柱は空間を作り、床は空間を限定する」
などの言も。

何か深更に‘うにうに‘スタディー中です。




2012年10月31日水曜日

ネット集合知

今日の新聞でネット集合知について書かれた興味深い記事を見つけた。

ネット上の衆知を集めれば専門家に負けない知を選択することができるかという内容。


例えばテレビのクイズ番組などでは4択の問題が出されたとする。
その問いに対して専門家に質問するより、素人の選択したアンケート結果を参考にした方が正当率は高いらしい。

しかし4択の問題ではなく、無数の意見がある事に対しては必ずしも有効では無いらしい。
それは意見を述べる人の前提条件をまとめるスキルがネット上でまだ有効には働かないから。
意見の推定はできるがそれが最適解かは判断がつきかねる。というものらしい。

原発の問題等は正にそうでしょうか。


さて建築において決断は多々ある。
プランニングからデザイン、コスト計画など
図面で全て決まったとしても現場で変更を余儀なくされ選択を迫られる事など良くあること。
決断の際に大勢の意見を聞き、それを取り入れていけば良いものが出来るのか?

近代から現代に入り建築界にも様々な方法が試みられている。
最近では一つの問いから最適解をコンピュータがひじき出す、いわゆるアルゴリズムによるデザイン手法もある。
しかし回答を選ぶのは人間であり、恣意的にならざる得ないのでは無いか。

組織スタイルも個人アトリエから組織事務所まで多様だが、多人数の組織事務所が社会においてより満足度が高い建築ができるのか?

建築において良い悪いはデザインだけで無く、耐久性・メンテナンスなど係わる人によっての価値判断においてのものだから一概には言えない。ともいえる。

しかし世の中にこの建物なんかいい。居心地がいいなと「なんとなく」愛されている建築があるのも確かだ。
この「なんとなく」にヒントがありそうだ。

住宅デザインでは顧客の意見や偶然性がデザインを決める場合が多いかも知れない。
周り巡って「うんうん」考えれる思考プロセスが非常に大事で、簡単に決まったものが後で変更になるのはロジカルな面ではなく多い気がする。

奥様のキッチンデザインについて機能面や最近のトレンドやアンケートなんかでお話しても、方向性は多少まとまるが「決定打」とはなりえない。
決めた後も逡巡する場合が多いですよね?

それは個人の満足感だから集合的知とは無関係なのでは?
と思いのですが。
住宅の打合せをしていると最近のトレンドとかを無意識的に選ばれる場合があり、この多様性な社会で集合知が無意識的に流れているのを常に感じます。
なんとなく選んでしまう。この「なんとなく」が集合知、いや集合的無意識かも知れない。

この「なんとなく」はその場限りでなく
未来に対して時間への耐久性はあるのかとの問いに対してはまたの機会にします。


建築設計、特に住宅設計は集合知と個をつなげている作業かもしれない。

*PS
冒頭の記事ではクイズにおける専門家の正答率は65%程度に対し、素人のアンケート結果は90%を超えるそうだ。





2012年10月29日月曜日

日常

やっとコンペ作品の作業が終了。

今日の作業はまず
パースに陰影を表現するのに影をつける。
わざとらしくならない様に建物との接点をぼかしたり注意が必要。

その後添景となる樹木を配置。
画像切抜き用の樹木写真を探しに駒沢公園まで。
背景が青空の方が綺麗に切り抜けるので今日のような雲ひとつ無い青空はありがたい。

但し、当然ながら秋の紅葉の樹木になってしまう。
結果的には作品コンセプトから紅葉した樹木が映えてホッと。

最後にコンセプトを打ち込み終了!
なんだかバタバタと1週間で作ってしまった。
今回のコンペ作業の反省点としてプレゼン素材の準備不足が目立った。
事前のプレゼン素材画像を余念無く準備しておこう。

来週からは別コンペ+住宅設計がスタートします。

それに伴い
明日は事務所に新しくCADを導入したのでその慣熟訓練。
今度のCADはいわゆるBMIといわれるシステムで
平面図を作りながら立面図や断面図なども作成・確認が出来る優れもの。
それだけにマニュアルの読み込みが必要。

PS
駒沢公園で東京ラーメンショーが開催されていました。
私もついつい食べてきました。

背後は駒沢公園内の陸上競技用のスタジアム。東京オリンピックの会場でもあったそうだ。
コンクリートの曲線が美しく、質量いわゆる「マッシブ」を感じた。
最近ガラスと鉄のファサードが多いので新鮮。

2012年10月25日木曜日

日常

設計が一つ片付いて、コンペ図面製作中です。
コンペなんて半年ぶり。

案だしはすぐにインスピレーションが涌き、エスキス完了。
作図して色付け等をしているのだが。。。

画像編集のソフト「イラストレーター・フォトショップ」、操作方法忘れた。・・・・
マニュアル本を見ながら格闘中。
ある程度仕上げたら、手書きで着色しようか。

やはり日常からお絵かき程度に触っておかなければだめですな。



2012年10月22日月曜日

マンションができるまで-12

さて、先日マンションの確認申請が終了とお知らせしましたが
マンションの確認申請とはどの様なものでしょうか?

建物が法律に照らし合わせ、合法を確認するのが確認申請です。

基本的に住宅もマンションも店舗も同じ規模なら同じものです。
面積や階数が増えていったり、構造が複雑になっていくと審査が長くなっていきます。

耐震偽装の件から確認申請の厳格化が進んでいます。
どの様な所が厳格になったのでしょうか?

まず、1点目は確認申請後に面積や間取、そして建物の高さ等が変更することはNGになりました。
申請を提出したら一切図面変更は不可です。
NGとは変更した場合は計画変更申請を行い、計画変更審査が終了するまで工事を中断しなくてはいけません。
経済が厳しい昨今、経費を切り詰める為、工事会社も工事ストップは工期延長に係わり打撃を受けます。
故に確認申請をする前に事前審査を行い、図面の齟齬が無いように打合せを行います。
意匠・構造・設備・電気と設計者が専門ごとに分かれる場合、それらの図面整合にも気を使います。

2点目に構造適合判定があります。
ある規模以上の建築に関して構造審査を第3者が行うものです。
 病院でいえばセカンドオピニオンみたいなものでしょうか。
しかし、確認申請後に図面は修正はできませんので適合判定で修正指摘が入ると大変な事になります。

以上2点が大きな項目です。
申請後変更が実質出来ないのは結構プレッシャーです。

2012年10月18日木曜日

マンションができるまで-11


夏の図面UPから慌しく2ヶ月が経ち、すっかり秋になってしまいました。
早いものでスタートから半年でもあります。

この度、建築確認申請の許可がおり、晴れて工事着工です。
同時にこの度の設計事務所の役割は終了します。

通常は工事が始まると、図面通りに工事が行われるかチェックを行う業務「現場監理」に移行するのですが
今回は工事を担当するゼネコンさんが監理業務を担当します。

故に名残惜しいですが今回はこれで業務終了です。

ずいぶんはしょったブログなので今までに書いてこられなかった事を今後書いて行きます。
今後共よろしくお願いします。




2012年8月6日月曜日

マンションができるまで-10

長い間投稿が滞っておりました。
というのも実施設計図でここ1ヶ月はあわただしく過ぎた次第。
今日図面を全てプリントアウトしたところA1サイズで140枚ほど。

これに設備・構造図が加わるのだから・・・
5階建ての集合住宅としては平均的な図面枚数です。

これから確認申請へ向けてラストスパートです。

2012年4月14日土曜日

マンションができるまで-9

桜散る雨を横目に設計が続く。

現在基本設計がまとまってきたので
条例の事前協議申請に向けて準備をしている。

来週提出予定は景観条例申請である。
10年前までは景観の審査などほとんど無かったのだが
近年法律化されてある程度の大きさ以上の建築に関しては義務化されている。
内容は
1..外壁の位置を敷地境界から一定距離以上離すこと
2.屋根や外壁の色
3.植栽豊かか
などである。

町並み景観の為には
無造作に配置されている電柱や看板などに規制をして欲しい。
と思う今日この頃。

それに町並み景観を創るためには
単純な外壁後退距離や高さ制限だけでなく
壁面ラインの統一こそが肝要ではないか?

気を取り直して
ヨーロッパ(デンマーク)の町並みを紹介

2012年4月5日木曜日

マンションができるまで-8

4月となり新年度がスタートした。

近頃想定地震についていろいろとニュースになっているが、
海岸沿いに建つ当該地でもニュースがあった。

津波想定高情報が新しくなったのだ。
過去の地震における津波を元に津波による浸水被害についてまとめたものだ。

当該地には最大で9.5M程の津波が予想されるのだが
海岸沿いに堤防があるので思ったよりは浸水しない。

しかし東日本大震災で堤防を乗り越える津波を目撃した現在、
最大津波がそのまま陸地を駆け上がることを想定しなければならない。

屋上の高さは地面から約15Mに付屋上に避難すれば
一時的には避難できると見込んでいる。

2012年3月28日水曜日

コーポラティブハウス-2

コーポラティブハウス企画の事業工定表を作成中である。
住まい手が出来るだけ長い期間を設計に参加できるように苦心している。

住まい手募集から決定までの期間が読めないことが計画を難しくしている。
募集が長引けばそれだけプロジェクト期間が長くなり、リスクが増える。

となると住まい手が途中で参加することをを見込んでおく必要がある。
途中参加の場合に住戸内部の設計期間をどれだけ長く取れるかが重要。

建築工事を行う前に建築確認申請の許可を取らなければならない。
近年改正の建築基準法では許可後の設計変更は難しい。

許可後に変更する場合は再審査となり、審査中は工事が出来ないからである。

そんなこんなで設計工程や建設工程などを見直している最中。

2012年3月27日火曜日

一級建築士定期講習

数年前の法改正により、建築士は3年ごとに定期講習を受ける事が義務となった。
一級建築士も例外ではなく、今日は講習を受講してきた。

朝9:30から17:30までみっちりと講習。
最後に考査と称するテストがあるので講義も気が抜けない。

講習を受けた感想として
阪神大震災や耐震偽装そして京都議定書発効など社会問題や災害の内容がそのつど建築基準法を改正してきた。

昨年の東日本大震災の教訓として、津波対策も今後盛り込まれるのであろう。
しかし起こった事例に対して対処療法的に対応する事に違和感を感ずる。

問題が起こる前に予防する対応が建築界にも必要だと感ずる。
一つには建築主に助言出来るような建築士の権限強化も必要ではないかと感ずる。
日本では個人のお客様はともかく法人の場合は経済原理が最優先される。
震災対応も単なる経済の訴求効果だけではない理念が必要ではないだろうか。

そこには想像力が必要とされるが、例えば都市に対するスキャン能力等は建築士として満更ではないと思う。
建築設計に携わる者はその様な能力を今後さらに求められると思う。

建物単体で設計が完結するのではなく、社会に対しても責任ある「仕組み」を創れるかが建築界の課題になると思う。


2012年3月26日月曜日

コーポラティブハウス

今日はコーポラティブ住宅の企画に没頭している。
コーポラティブ住宅というのは分譲マンションなどと違い設計段階から住民が参加し主体的に関わる住宅のこと。
入居前から住民同士が顔を合わせ家づくりに関わっていく。
今日は募集前の準備づくり。
場所の設定や諸経費等金額条件などが難しい。

2012年3月22日木曜日

マンションができるまで-7

今日もマンション計画の設計に明け暮れる。
具体的には何を作業してるかというと

住戸プランである。
よく新聞広告にも入ってくる住宅内部の間取り設計である。

トイレはここで、リビングは南で太陽がいっぱい入ってくるようにとか・・
個人の一軒家を設計するときに一番重要な設計過程で
住宅設計において住まい方を決定づける

しかしマンションは設計段階ではお客様はいない。
ではどうやって設計するのか?
当然の疑問。

販売計画からターゲット層を決め、どの様な希望でもある程度満足が得られる間取りとなる。
いわば希望の最大公約数的な設計。

具体的に部屋数は3LDK、洋室は最低5畳、リビング・ダイニングは15畳以上とか等々・・・
そして見慣れた間取、いわゆる田の字型プランが量産される。

田の字型とは玄関を入って真ん中が廊下で左右に部屋を配置するプラン。
田の字にいているからそう呼ばれている。

・収納充実、大量の本がスタイリッシュに収納できます。
・パーティーが出来るキッチンです。
・広大なワンルームで可動間仕切りで自由にしきる
また地域性を配慮した間取などもあると面白いと思うのだが
売れないという資本主義の理論に流されてしまう。

内装材料も決められないので
個人の細かい希望や家づくりの楽しさは味わえないかもしれない。

ではマンションのメリットは何か
高いメンテナンス性、断熱性能、仕様統一からくるコストパフォーマンスの良さ、
そして防犯性能などだろう。

分譲マンションは
家を買う
戸建て設計の家は
家を創る

この違い。

デザイン事務所である弊事務所で何を楽しみに設計しているかというと
各事業者は高いメンテナンス性や安全性など
なるほどと思わされるディテール基準を持っており、
それを弊事務所のデザインにも反映できるからだ。


ところで近々協力会社と共同でコーポラティブハウスを企画しようという話がある。
コーポラティブハウスは企画段階から住み手を募集し共に作っていくもの
設計者にとっては住民同士の意見調整は大変だが
住まい手が見える設計はやはり楽しい。

自分たちの住まいは自分で作ろうという意欲的な方
ご興味ある方は事務所ホームページからご連絡下さい。
一緒に楽しみましょう。

*候補地は杉並区を考えております。
希望者の意見を考慮し土地選定を行う予定。

2012年3月21日水曜日

マンションができるまで-6


先日3月11日、東日本大震災から一年が経過した。
TVでも津波の映像が流れていた。

驚いたことに津波が間近にせまっているのに携帯電話等で撮影している人々だ。
今回の震災など世界各地で災害が起こり、そして我々はその映像をTVで見る。
現実と映像の既視感を感じたのではないか。
テレビを見ていて撮影していないで早く逃げて欲しいと切に思った。

今回の計画は海岸地沿いに建設予定である。
海が部屋から臨めることが特徴であり、震災前なら大いに売り文句になったであろうロケーションである。
しかし、設計を進めるにあたって津波避難等災害にどの様に向き合うかを検討している。
具体的には津波が当該地を襲ったとき近隣住民を含めて屋上に避難できるようになど。

屋上に防災倉庫等を設けたいのだが市条例で決められている高さを超えてしまう。
役所折衝中だが中々芳しくない。
なんとももどかしい
南フランス、マルセイユにあるユニテダビシオン(集合住宅)である。
地中海の海岸近くに立地している。
20世紀を代表する建築家ル・コルビジェの設計。

このように一階をピロティーとすればある程度の津波は防げる。
しかし今計画は高さ制限が厳しく思うように高さが上げられない。
一階住戸を全てピロティーにすると事業計画の採算が取れないそうだ。

建築は建物のかたちのデザインをするのも仕事だが
場を想像するのが本来あるべき姿であるはず。










2012年2月25日土曜日

青色申告

昨日、初の青色申告を提出しました。

事務所開設は昨年なので、今年から青色申告です。
事務所を開設しようと考える方、青色申告を行わないと会社専用の銀行口座が設立出来ない様ですので注意が必要です。
(大手都市銀行だけかも知れない、信用金庫は分かりませんが)

書類作成に関しては建築確認申請に慣れているので簡単に感ずるのだが
聞きなれない言葉に戸惑う。

「棚卸し」とか「原価償却期間」とか
しかしパソコンの会計ソフトを使用しているので
金額と利用した項目を打ち込めば勝手に振り分けてくれる。
便利だが分かっていない事には違いないので今後少し勉強が必要だ。

申告をして無事に1年が経った様な気がします。

2012年2月23日木曜日

マンションが出来るまで-5

マンションの設計では敷地のポテンシャルを使い切ることが求められる。

具体的には建物が建てられる限界まで設計を行う事だ。

建物高さや面積など、今回も同様で小数点までの面積調整が行う。

その為、確認申請の事前打合せを必要である。

現在調整作業が続く。

2012年2月17日金曜日

マンションができるまで-4

本日は近隣説明用の図面作成を行う。

今回のようなまとまった規模の集合住宅は近隣住民の方々へ説明を行う必要がある。

説明会を開催し計画内容を近隣の方へつたえる。
その為、設計図だと専門的すぎて分かりにくいので表現をやさしくして表現する。




2012年2月15日水曜日

マンションができるまで-3

プロジェクトが動き約1ヶ月が経過。
現在基本計画確定に向け設計中。
 

基本計画とは建物の外郭を決める作業。
住戸の配置やエントランスの大きさやエレベーターの位置など
事業主の希望とそれが法律上問題がないか行政と打合せを行い確認作業も行う。

行政の法律、いわゆる事前協議は11項目もあるから打合せ作業はかかる。
昨日も丸一日打合せ。
席を暖める時間が欲しい今日この頃。

2012年1月28日土曜日

マンションができるまで-2

マンション設計スタートから1週間が過ぎました。

具体的な要望を事業者様と打合せを行い、
図面に盛り込みスタディーを繰り返す作業が続く。

現在、2物件が同時並行。
さらに来月から新規事業予定の企画案の作成と打合せ。
リノベーション設計準備等々・・・・・

昨年は余裕があったのだが、今年から一変に動き出した感があります。

個々の設計については後日にご報告として
同時並行でマンション計画について市役所など行政との折衝を重ねる。
このスキームについて今日はひとこと。

新築工事の場合、建築確認申請という手続きを行う。
一般的な住宅は確認申請のみが多い。

しかし面積が大きい集合住宅、マンションは建築確認申請の前の協議が多い。
これを事前協議と呼んでいます。

この事前協議、担当市役所の中に窓口がいくつもあり、おのおのと協議を行う。
またご近隣に計画を周知する作業などもあります。

そのような様々な協議を経て建築していくのだから
純粋なデザイン作業を確保するのは一苦労です。

設計者は
1.建物を設計する設計者。
2.デザインするデザイナー。
3.要望や調整を行うコミュニケーター。

などの役割があります。
忙しくても100%の力を出す必要があります。
何せ何十年と建築は残っていくのだから。
設計者には建物存在の責任があります。



2012年1月19日木曜日

マンションができるまで

今月より分譲マンションの設計を行う予定です。
どのようなスケジュールで設計が進んでいくのか
設計に注意する点などを書いていきます。

具体的案件が始まると週に1回、お施主様と打合せ(定例会議)を行います。
まずは来週から始まる定例からスタートです。

2012年1月5日木曜日

本年もよろしくお願いします。

新年明けましておめでとうございます。

昨年は未曾有の大災害があり、建築について考えさせる一年でした。
建築が社会に対しどの様に関わっていくのか、
地震・津波そして放射能と

とりわけ建築の場所性に対する解は未だ見つかっておりません。
答えを得るべく歩みを止めずに行きたいと思います。
本年もよろしくお願いします。

参考までに

建築基準法1条
「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の法律を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉に資することを目的とする」