2019年4月26日金曜日

南北大開口を実現する集合住宅

上下階のプランを三角形にし、上下で反転しながら積み上げていくぷらんです。
外形は四角としコスト軽減に寄与してます。
プランを隔てる壁(界壁)も間取り改変に応じて撤去できるようにしています。



2019年3月15日金曜日

大規模木造見学会

世田谷で木造と鉄筋コンクリート造で施工する現場見学会に行ってきました。
4階建の床面積約5000㎡の割と大規模な施設です。
用途は老人施設だそうです。

2階まで鉄筋コンクリートで3・4階がすべて木造です。
しかも住宅用の2×4(ツーバイフォー)規格です。
現場はもくもくしているのですが、惜しい事に耐火性能規定により石膏ボードで隠れてしまうそうです。
ではメリットはと言うことですが、建物重量が軽くなり地盤にやさしい。
つまり大規模な杭等がいらなくなる可能性大。
また施工費が安くなるそうです。
木造は原価償却期間がコンクリート構造に比べ短いので、建物費用が各年の経費計上が出きます。
なので次のステップに向けたアクション(転売や建て替え等)が取りやすい事もメリットとなります。
設計者として設計知識だけでなく、こういった税制も含めた提案を元に職域を広げて行くことが求められていると考えてます。

2019年3月7日木曜日

2019建材展

今年も恒例の建築材料を扱う建材展がやってきました。
タイルや木材などの新作やプロト商品や印刷機械や建築CADなどが紹介されます。
建材展の特徴は綺麗な商品よりも防犯や屋根材などショールームも設けてないメーカーの実例品が見ることが可能なのも魅力です。
畳のデザインです。
畳縁がないアルゴリズムなデザインですがさりげなくて良いですね。

最近の飲食店の傾向はライブキッチンだとか
なので厨房水栓も見えるデザインで意外性のあるものが流行りだそうです。

最近人気の3畳アパートの人気に当て込んだ収納商品です。
マグネットがつく壁や収納システムです。

石を薄くスライスしてアクリル板に張り付けた(融着)させた仕上材です。
裏側から照明をあてて光らせる事も可能です。
ただ不燃(燃えにくい)材ではないので使う場所を選びそうです。

2019年3月5日火曜日

サーフ天国

3年前に竣工した物件の見学に行きました。
竣工時に確認はしているんですが、
その後どの様に経過しているか確かめてきました。

江ノ島海岸沿いに立地しており、サーフィンを楽しめる日常を提案してます。
具体的に
・ボード置き場(ロング、ショートボード用)の設置。
・屋外にシャワースペースで砂を落とせるように。
・サーフボードを収納できる自転車用のスペース
などなどサーフ天国です。

また海岸地なので塩害対策にいろいろ気を使った経緯があります。
塩害というとステンレスなのですが、普通のステンレスではダメで塩害に強いSUS316という種類を使います。あとは鉄部材の亜鉛メッキ塗装です。
(結果的には鉄の溶融亜鉛の方が錆びに強いようです。今後の経過を見守りたいです)



外観は白を基調としたシンプルな外観にエントランスはコンクリート打ち放しを杉板型枠としてます。
コンクリートに杉板模様が写し出てます。
バルコニーの天井は木調塗装をしております。

2019年3月1日金曜日

事務所協会新会員懇親会

昨年入会の東京都事務所協会の懇親会に出席しました。
わが事務所は世田谷支部に入会しているのですが東京23区(支部)とその他6支部があります。
各支部で活動の自治があるのも興味深いものがあります。
個人事業者が多い設計事務所ですが大手組織事務所やゼネコンさんも会員登録はされてる様です。
月会費が発生するのは新規事務所としては悩みどころですが設計事務所の会合も多く、情報交換は有意義ではないかと思います。

他の団体、建築士会と比べて(懇親会)飲み会が多い気がします。
今日の懇親会もやっぱりアルコールが置いてある・・・しかもお年を召した方が好きそうな銘柄が・・
今日は仕事の続きがあるので早々に・・

2019年2月20日水曜日

現状パース案とグーグルマップの活用


最近手掛けている狭小三角地の商業施設案件
グーグルマップの3D機能で現地俯瞰写真をダウンロードし、パースを当てはめてみた。
スケール感(ヴォリューム)は検討できるレベル。

2019年2月14日木曜日

木造基礎免振

所属する東京都事務所協会世田谷支部の技術研修会にて
珍しい基礎免振工法について実施見学に行きました。
木造から鉄筋コンクリート造5階建てまで対応可能とか。
すごいですね

再生プラスティックを基礎下に敷詰めて地震時に地盤と一緒に移動し、
建物被害および液状化現象を軽減するそうです。
熊本地震の軟弱地盤でも被害を免れた実績もあるようです。


2019年2月4日月曜日

狭小地


最近スタートした地方医科大学に附属する施設案件です。
一応テナントなのだが、ニーズを汲み取り提案してゆく事が必要。
狭小地かつ斜面地なのでゆったりとして平面構成になりにくい。

2019年1月31日木曜日

メーターボックス

マンションの玄関横にガス・水道・電気などのメーターを入れている箱があります。

こんなのです。
写真は5年程前に完成したマンションの玄関です。
メーターボックスはファイバーグレーチングを塗装し、
金属の固い雰囲気を抑える様にしてます。

先日街を歩いていたらこんなのが・・

エントランスの前にメーターが並ぶ・・
メーターボックスも建築基準上面積に入ってしまうので、
苦肉の策なのでしょう・・
やりたくない事例です。

2019年1月27日日曜日

東京都事務所協会世田谷支部新年会

所属する東京都事務所協会の世田谷支部の新年会に出席しました。
今年は統一地方選挙もあり世田谷区区長や国会及び区議会議員さんが選挙戦模様でした(笑)
ただ世田谷区もブロック塀の安全性調査や撤去支援を行っている事が分かりました。

今後も活動主体の世田谷区を含め地域に貢献できる設計事務所を忘れず活動します。
今年もよろしくお願いします

2019年1月25日金曜日

ブロック塀調査

2018年の大阪北部地震での被害により、ブロック塀の危険がクローズUPされてます。
世田谷区から所属する東京都事務所協会からの依頼でブロック塀の調査を行いました。

マンションの廊下にあるブロックです。穴が開いた有孔ブロックです。
鉄筋が入っているか探査機器で調査を実施しました。
調査業務は経験が少ないのですが、デザインだけでなく街並みの安全性も大切な建築士の仕事です。

2019年1月23日水曜日

ぼろ市

先日1/15・16と世田谷ボロ市が開催されていたので寄ってみました。

何をたてるか-2

■企画について
企画設計という業務がある。
主に不動産業社いわゆるデベロッパーから建築可能性を探るための設計依頼だ。

土地収益を探る為、
容積率を出来る限り消化し、建築法規をクリアし、「かたち」は出来る。

商売上、売れる・売れた、貸せるかのデベさんの経験済みのプランが要求される。
だがコンセプトおよびデザインは入っていない「骨格」である

当然おもしろみは無い、設計者も色は付けて無いのだから
依頼側のデベさんも設計者も経験上プランが設計プランとして浪費されて行くような感覚がある。
当然面白くは無い・・

しかし設計者側にも責任がある。
今までかたち・デザインにとらわれ経済概念と向き合って来ただろうか?収支や宅地運用上のノウハウなど従来の業務に加えコンサルティング的な業務が必要では無いだろうか?

例えば戦略性が必要でそれが確立すると競合他社との差別化に繋がる。
幣事務所では現地立会い及び周辺環境を元に出来うる限り調査の上、企画プランを設計している。そこでは駅から近いのか、周辺のモデルハウスやマンションの間取り構成は?
ターゲット世代と間取りのリンク、住居専用ではなくSOHOや事務所複合など、実際の建築想定を打合せしていく

そもそも容積率に関しても未消化部分が建築価値に結びつく場合も多い。
無理をしない伸びやかな計画は広尾のアークヒルズなど町並景観に寄与し資産価値を上昇させる事も可能だ。
また立替時に未消化部分を立替費に回すことができる。

但し、理解を得られ長年気心が知れたデベロッパーや担当者との限定である。
ほとんどのデベロッパーでは設計者は単なる図面書きとしか見ていないのだから
○LDKで○○㎡で○戸の絵を描いて下さいという・・・・


以前有名建築家の企画案を見たことがあるが、企画案というより建物コンセプト案であった。
幣事務所にはそれの企画をやり直して欲しいとの依頼だ。

所有者の希望も判然としない中、建築家の自問のみ繰り返されるなら、設計業務の浪費ではなかろうか?

企画業務も最近のAI技術の発展を伴い、既にボタン一つで設計可能かつ収益までシミュレーション出来る様な時代となった。
今後、設計者は何を介在させるのか?
自己建築の欲求を建築士に期待するのか?



2019年1月9日水曜日

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
ご挨拶に伺ったお客様宅へあったオブジェです。
さりげない置き方です。