世田谷で木造と鉄筋コンクリート造で施工する現場見学会に行ってきました。
4階建の床面積約5000㎡の割と大規模な施設です。
用途は老人施設だそうです。


2階まで鉄筋コンクリートで3・4階がすべて木造です。
しかも住宅用の2×4(ツーバイフォー)規格です。
現場はもくもくしているのですが、惜しい事に耐火性能規定により石膏ボードで隠れてしまうそうです。
ではメリットはと言うことですが、建物重量が軽くなり地盤にやさしい。
つまり大規模な杭等がいらなくなる可能性大。
また施工費が安くなるそうです。
木造は原価償却期間がコンクリート構造に比べ短いので、建物費用が各年の経費計上が出きます。
なので次のステップに向けたアクション(転売や建て替え等)が取りやすい事もメリットとなります。
設計者として設計知識だけでなく、こういった税制も含めた提案を元に職域を広げて行くことが求められていると考えてます。