■企画について
企画設計という業務がある。
主に不動産業社いわゆるデベロッパーから建築可能性を探るための設計依頼だ。
土地収益を探る為、
容積率を出来る限り消化し、建築法規をクリアし、「かたち」は出来る。
商売上、売れる・売れた、貸せるかのデベさんの経験済みのプランが要求される。
だがコンセプトおよびデザインは入っていない「骨格」である
当然おもしろみは無い、設計者も色は付けて無いのだから
依頼側のデベさんも設計者も経験上プランが設計プランとして浪費されて行くような感覚がある。
当然面白くは無い・・
しかし設計者側にも責任がある。
今までかたち・デザインにとらわれ経済概念と向き合って来ただろうか?収支や宅地運用上のノウハウなど従来の業務に加えコンサルティング的な業務が必要では無いだろうか?
例えば戦略性が必要でそれが確立すると競合他社との差別化に繋がる。
幣事務所では現地立会い及び周辺環境を元に出来うる限り調査の上、企画プランを設計している。そこでは駅から近いのか、周辺のモデルハウスやマンションの間取り構成は?
ターゲット世代と間取りのリンク、住居専用ではなくSOHOや事務所複合など、実際の建築想定を打合せしていく
そもそも容積率に関しても未消化部分が建築価値に結びつく場合も多い。
無理をしない伸びやかな計画は広尾のアークヒルズなど町並景観に寄与し資産価値を上昇させる事も可能だ。
また立替時に未消化部分を立替費に回すことができる。
但し、理解を得られ長年気心が知れたデベロッパーや担当者との限定である。
ほとんどのデベロッパーでは設計者は単なる図面書きとしか見ていないのだから
○LDKで○○㎡で○戸の絵を描いて下さいという・・・・
以前有名建築家の企画案を見たことがあるが、企画案というより建物コンセプト案であった。
幣事務所にはそれの企画をやり直して欲しいとの依頼だ。
所有者の希望も判然としない中、建築家の自問のみ繰り返されるなら、設計業務の浪費ではなかろうか?
企画業務も最近のAI技術の発展を伴い、既にボタン一つで設計可能かつ収益までシミュレーション出来る様な時代となった。
今後、設計者は何を介在させるのか?
自己建築の欲求を建築士に期待するのか?
2019年1月23日水曜日
2017年10月6日金曜日
何をたてるか
そもそも建築事務所が自由に敷地を選択し何を建てるかなど、頭をひねる機会はほとんどなかった。(学生の課題ぐらいか?)
機会自由は建築設計という概念自体からアートとしての移行する。
建築依頼の大部分は施主、つまり建築家本人ではなく第3者からである。
そこに建築家としての社会性、いわゆる自己で企画し自分で愛でるものではない建築の社会性の端緒になっている。
建築家は場所に建つ建築を定義し、その建築に関わる周囲を巻き込んでいく存在であったはず。
しかし、最近の設計活動を見ていると、デベロッパーといわれる事業主がおり、コーディネーターや不動産、PM(プロパティマネジメント)など聞きなれない職種の方々と仕事をする機会も多い。
何を立てるかの企画から計画・建築法規・外装デザイン・内装デザイン・ランドスケープ・・・・・とデザイン設計も細分化される。
ウチの事務所でも自身で簡潔できるものはどんどん少なくなり、しかし情報整理としての役割を担いつつ、自身の考え方を表現しようとする。
「かたち・デザイン」にとらわれず創造性を発揮していくことが求められている。
そこに知見や知識のみならず人間としての個の哲学が必須となり、実現を担保する資力が求めらる。その資力をどのように確保し扱うか・・が建築家つまり建築設計として考えるべく課題と考える。
2014年3月11日火曜日
震災にあたり
今日、3月11日で震災から3年が経つ
類似の地震、火山噴火、台風、飛行機事故、テロも無縁では無い
その様な災害から建築はどの様にあるべきなのであろうか
様々なアプローチから存在について問題提起をしてみたいと思う。
建築が「いま」・「ある地点」に存在する理由は
人が利用する空間としての役割があるからだ。
しかし、人が利用しない・できない建築
福島原発付近の震災当時そのままの建物はどうであろうか。
それ自体に震災の記憶として存在している。
アドラー心理学では、共同体とは人間だけでなく地球・宇宙までを包括する。
共同体へのつながりとして、存在自体がつながりを持つという。
メディアが発達した現在、
存在は個人の選択なしに見せつけられる。
存在としてつながり
そこに建築の持つ存在の重さを感じる。
類似の地震、火山噴火、台風、飛行機事故、テロも無縁では無い
その様な災害から建築はどの様にあるべきなのであろうか
様々なアプローチから存在について問題提起をしてみたいと思う。
建築が「いま」・「ある地点」に存在する理由は
人が利用する空間としての役割があるからだ。
しかし、人が利用しない・できない建築
福島原発付近の震災当時そのままの建物はどうであろうか。
それ自体に震災の記憶として存在している。
アドラー心理学では、共同体とは人間だけでなく地球・宇宙までを包括する。
共同体へのつながりとして、存在自体がつながりを持つという。
メディアが発達した現在、
存在は個人の選択なしに見せつけられる。
存在としてつながり
そこに建築の持つ存在の重さを感じる。
2011年7月1日金曜日
竣工写真
建築設計で成果として残るのは実物の建物。
そこで登場する竣工時の写真。
4月竣工の集合住宅の写真ができたのでご報告。
まずは概観。緑豊かです。一番手前は10Mのカツラの木。
樹木も着工前に樹木園で実物を選んだもの。
樹木の農園があるんですよ。
そしてエントランス内観。実際はもっと照度は落ちてオレンジな雰囲気。
撮影はゼネコンが選んだ写真家さん。
建築写真家という職業があります。
建築雑誌GAの二川幸夫さん、建築写真の草分の渡辺さんなどが有名。
それと竣工写真はホームページ掲載や営業だけでは無いのです。
アフターメンテナンスの時、竣工時の状態を確認するものでもあります。
住戸のトイレや浴室など水周りは特にメンテナンスが必要なので撮影します。
そこで登場する竣工時の写真。
4月竣工の集合住宅の写真ができたのでご報告。
まずは概観。緑豊かです。一番手前は10Mのカツラの木。
樹木も着工前に樹木園で実物を選んだもの。
樹木の農園があるんですよ。
そしてエントランス内観。実際はもっと照度は落ちてオレンジな雰囲気。
撮影はゼネコンが選んだ写真家さん。
建築写真家という職業があります。
建築雑誌GAの二川幸夫さん、建築写真の草分の渡辺さんなどが有名。
それと竣工写真はホームページ掲載や営業だけでは無いのです。
アフターメンテナンスの時、竣工時の状態を確認するものでもあります。
住戸のトイレや浴室など水周りは特にメンテナンスが必要なので撮影します。
2011年6月10日金曜日
コンペ
先日、「設計事務所の受注がどの様に入るの?」と質問がありました。
設計事務所、特にデザイン事務所の設計業務委託のきっかけはいくつかあります。
一つはご紹介です。
縁故や友人、設計事務所勤務時代のお施主様の紹介依頼です。お世話になったお施主様を訪問し完成後の経過を見たいと思う気持ちはあるのですが、前勤務事務所との関係を考えると直接訪問は難しいものがあります。
当事務所では直接お施主様から御連絡を頂いた場合、前事務所と協議し設計をさせていただいております。さらに設計前も実例写真やスケッチなどから作風をご確認して頂き設計を進めるか検討頂いております。
もう一つはコンペに参加するという手もあります。
コンペは建築計画に伴うコンペやアイディアを募集するコンペなど数多くの種類があり、建築雑誌に良く掲載されてます。設計規模も大小さまざまで交番の派出所から横浜大桟橋や東京都庁舎などいろいろ。アイディアコンペでは東日本大震災以後は環境配慮を意識したコンペが以前にもまして増えて来ました。昨年ではオール電化や地球との共生などのテーマが多かった。しかしコンペは競争も激しい。安藤忠雄氏も若かりし日は何度もコンペに挑戦し敗れ続けたと自著「連戦連敗」で語っております。
コンペの中にはインターネット上で行われる住宅コンペも行われております。コンペ主催社を通じお施主がコンペを開催します。それに複数の設計者がコンペ案を応募し設計者を選ぶのです。無料では無く施主も設計者もエントリー料金をコンペ主催社に払うケースが多いです。
住宅コンペは不況の影響からコンペ主催会社も倒産するケースもあり、施工やコンペ主催社との連携など皆様にどの様にお手伝い出来るかなど当事務所では現在思案中です。
設計事務所、特にデザイン事務所の設計業務委託のきっかけはいくつかあります。
一つはご紹介です。
縁故や友人、設計事務所勤務時代のお施主様の紹介依頼です。お世話になったお施主様を訪問し完成後の経過を見たいと思う気持ちはあるのですが、前勤務事務所との関係を考えると直接訪問は難しいものがあります。
当事務所では直接お施主様から御連絡を頂いた場合、前事務所と協議し設計をさせていただいております。さらに設計前も実例写真やスケッチなどから作風をご確認して頂き設計を進めるか検討頂いております。
もう一つはコンペに参加するという手もあります。
コンペは建築計画に伴うコンペやアイディアを募集するコンペなど数多くの種類があり、建築雑誌に良く掲載されてます。設計規模も大小さまざまで交番の派出所から横浜大桟橋や東京都庁舎などいろいろ。アイディアコンペでは東日本大震災以後は環境配慮を意識したコンペが以前にもまして増えて来ました。昨年ではオール電化や地球との共生などのテーマが多かった。しかしコンペは競争も激しい。安藤忠雄氏も若かりし日は何度もコンペに挑戦し敗れ続けたと自著「連戦連敗」で語っております。
コンペの中にはインターネット上で行われる住宅コンペも行われております。コンペ主催社を通じお施主がコンペを開催します。それに複数の設計者がコンペ案を応募し設計者を選ぶのです。無料では無く施主も設計者もエントリー料金をコンペ主催社に払うケースが多いです。
住宅コンペは不況の影響からコンペ主催会社も倒産するケースもあり、施工やコンペ主催社との連携など皆様にどの様にお手伝い出来るかなど当事務所では現在思案中です。
2011年5月31日火曜日
建築設計事務所とは
建築設計事務所には様々な種類があります。設計事務所というと友人からも「某番組の匠ですか?」などと聞かれる事が多い。
住宅の間取りやビルやマンション・図書館など様々な建築物の計画やデザインを行う意匠設計事務所、著名な建築家「安藤忠雄氏なども之に属します。
そして建築物の構造設計を行う、構造設計事務所。耐震偽装で有名な姉歯氏も構造設計でした。
さらに設備設計事務所はエアコン・空調や消防用スプリンクラーや給水・排水設備の設計を行う機械設備設計。そして同じく照明・電気全般を設計する電機設備設計に分かれます。
その他にもランドスケープなどの外構設計事務所。植栽計画を行う植栽事務所や内装設計を行うインテリア設計事務所。性能評価申請専門の設計事務所など多くの設計事務所が存在します。また東京スカイツリーのライティングなどの照明設計事務所も存在します。
本当に多いですね。
私が活動しているのは意匠設計事務所になります。
通常、住宅設計は2階建て木造程度なら意匠設計で全て行うのが多い様です。
しかし鉄筋コンクリート造や鉄骨造、高低差があり擁壁(ようへき)が必要な場合などは構造設計事務所の協力が不可欠となります。また木造でも思い切ったデザイン空間を作る場合は構造設計事務所とアイデアを交換しながら設計します。大規模な建築の場合は上記の多くの設計事務所を意匠設計者がまとめていくマネジメント業務も必要となり、意匠設計は単なるデザインのみ設計するというのは中々難しいのが現状です。
今後は住宅設計でも建築確認申請の厳格化や性能評価など段々専門的な事柄が増え、諸設計事務所と共同して設計するケースが多くなるのでしょう。
住宅の間取りやビルやマンション・図書館など様々な建築物の計画やデザインを行う意匠設計事務所、著名な建築家「安藤忠雄氏なども之に属します。
そして建築物の構造設計を行う、構造設計事務所。耐震偽装で有名な姉歯氏も構造設計でした。
さらに設備設計事務所はエアコン・空調や消防用スプリンクラーや給水・排水設備の設計を行う機械設備設計。そして同じく照明・電気全般を設計する電機設備設計に分かれます。
その他にもランドスケープなどの外構設計事務所。植栽計画を行う植栽事務所や内装設計を行うインテリア設計事務所。性能評価申請専門の設計事務所など多くの設計事務所が存在します。また東京スカイツリーのライティングなどの照明設計事務所も存在します。
本当に多いですね。
私が活動しているのは意匠設計事務所になります。
通常、住宅設計は2階建て木造程度なら意匠設計で全て行うのが多い様です。
しかし鉄筋コンクリート造や鉄骨造、高低差があり擁壁(ようへき)が必要な場合などは構造設計事務所の協力が不可欠となります。また木造でも思い切ったデザイン空間を作る場合は構造設計事務所とアイデアを交換しながら設計します。大規模な建築の場合は上記の多くの設計事務所を意匠設計者がまとめていくマネジメント業務も必要となり、意匠設計は単なるデザインのみ設計するというのは中々難しいのが現状です。
今後は住宅設計でも建築確認申請の厳格化や性能評価など段々専門的な事柄が増え、諸設計事務所と共同して設計するケースが多くなるのでしょう。
登録:
投稿 (Atom)