2012年10月22日月曜日

マンションができるまで-12

さて、先日マンションの確認申請が終了とお知らせしましたが
マンションの確認申請とはどの様なものでしょうか?

建物が法律に照らし合わせ、合法を確認するのが確認申請です。

基本的に住宅もマンションも店舗も同じ規模なら同じものです。
面積や階数が増えていったり、構造が複雑になっていくと審査が長くなっていきます。

耐震偽装の件から確認申請の厳格化が進んでいます。
どの様な所が厳格になったのでしょうか?

まず、1点目は確認申請後に面積や間取、そして建物の高さ等が変更することはNGになりました。
申請を提出したら一切図面変更は不可です。
NGとは変更した場合は計画変更申請を行い、計画変更審査が終了するまで工事を中断しなくてはいけません。
経済が厳しい昨今、経費を切り詰める為、工事会社も工事ストップは工期延長に係わり打撃を受けます。
故に確認申請をする前に事前審査を行い、図面の齟齬が無いように打合せを行います。
意匠・構造・設備・電気と設計者が専門ごとに分かれる場合、それらの図面整合にも気を使います。

2点目に構造適合判定があります。
ある規模以上の建築に関して構造審査を第3者が行うものです。
 病院でいえばセカンドオピニオンみたいなものでしょうか。
しかし、確認申請後に図面は修正はできませんので適合判定で修正指摘が入ると大変な事になります。

以上2点が大きな項目です。
申請後変更が実質出来ないのは結構プレッシャーです。

0 件のコメント:

コメントを投稿