2011年6月10日金曜日

コンペ

 先日、「設計事務所の受注がどの様に入るの?」と質問がありました。
設計事務所、特にデザイン事務所の設計業務委託のきっかけはいくつかあります。
 一つはご紹介です。
縁故や友人、設計事務所勤務時代のお施主様の紹介依頼です。お世話になったお施主様を訪問し完成後の経過を見たいと思う気持ちはあるのですが、前勤務事務所との関係を考えると直接訪問は難しいものがあります。
当事務所では直接お施主様から御連絡を頂いた場合、前事務所と協議し設計をさせていただいております。さらに設計前も実例写真やスケッチなどから作風をご確認して頂き設計を進めるか検討頂いております。
 もう一つはコンペに参加するという手もあります。
コンペは建築計画に伴うコンペやアイディアを募集するコンペなど数多くの種類があり、建築雑誌に良く掲載されてます。設計規模も大小さまざまで交番の派出所から横浜大桟橋や東京都庁舎などいろいろ。アイディアコンペでは東日本大震災以後は環境配慮を意識したコンペが以前にもまして増えて来ました。昨年ではオール電化や地球との共生などのテーマが多かった。しかしコンペは競争も激しい。安藤忠雄氏も若かりし日は何度もコンペに挑戦し敗れ続けたと自著「連戦連敗」で語っております。 
 コンペの中にはインターネット上で行われる住宅コンペも行われております。コンペ主催社を通じお施主がコンペを開催します。それに複数の設計者がコンペ案を応募し設計者を選ぶのです。無料では無く施主も設計者もエントリー料金をコンペ主催社に払うケースが多いです。
 住宅コンペは不況の影響からコンペ主催会社も倒産するケースもあり、施工やコンペ主催社との連携など皆様にどの様にお手伝い出来るかなど当事務所では現在思案中です。
 

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