先週土曜日に新国立美術館で開催中のアンドレヤ・グルスキー展に行きました。
旧東ドイツの写真家で対象を何枚かに分けて撮影しデジタル技術を使い大きな全体図としてしまう。
言葉にするより実物を見る方をお勧めするが、ふつう対象物を大きくとらえようとすると広角レンズを使ったり、場合によっては魚眼レンズを使用するのでは・・・
複数の写真を加工する場合、光の加減や影が異なるので本当にうまくは・・合成できない
のだが、全体から感じる部分のディテールが見ていてキラキラしていた。
なんというかディテールと全体が等しく焦点が合っている感じ・・・
人間はふつう対象物を見ている時、全体をみながら部分を見ている。これを同時性というらしいが、この同時性を表現する作品を見るということは現在の自分の視野は同時性を持ってみているのか・・などと考えてしまう。
建築という行為や対象も常に同時性を持つものの一つ。
だから細かいディテールから全体を俯瞰できる・・
そんなことを考えつつの鑑賞でした。
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