2011年9月5日月曜日

震災の被害

8月に私が設計に携わった家に訪問したと以前書きました。
追加として震災の被害について書きます。

戸建て住宅の方はほとんど多摩西部にお住まいです。
ゆえに震度自体は被災地と比較し少なかったと思われます。
家具の転倒や建物の外部亀裂は見られませんでした。

ただ内部の壁紙(クロス)のヒビは見られました。
ヒビの箇所は1階と2階の境目、階段に現れております。
長い横揺れに構造体も追随した為と思われます。
建具の開閉等の問題は見受けられませんでした。

マンションにお住まいの方は上層階に行くほど家具の転倒が起きた様です。
14階にお住まいの方では引き戸が歪み、戸を閉めても下にスキマが出来てしまう事例もありました。
ただしコンクリートの構造体には被害がありませんでした。
外壁のヒビや外壁タイルの落下等も起きてはいないようです。

マンションの家具転倒被害は大きかったと聞きました。
主な点は
観音開きの食器棚:地震時中の食器が飛び出て破損。
(造り付けの食器棚は被害がなし。扉裏の耐震ラッチの効果と思われます。)

高所の割れ物落下
花瓶、人形ケース、金魚鉢、ポット。
(書棚など固定していても割れ物は落下してしまうので注意が必要です。

2階建て住宅等、木は鉄構造を変形させて地震に抵抗する構造。
柳の枝のような感じ。
マンション等高層建築の鉄筋コンクリート構造は変形を出来るだけ抑える構造。
構造によって地震に対する考え方も変化します。







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